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「ラディッシュとイタリアンパセリのバターソテー」香り高く、ジューシー!華やかな色が春気分を盛り上げる#旬とスパイス 

あるときはしびれるようにビリリと強烈で、あるときは果物のように甘くフレッシュで、またあるときは爽やかな軽さをもたせてくれる・・・。スパイスやハーブをほんのひと振りするだけで、一皿は魔法のようにがらりと変わります。

甘みと栄養素をたっぷり含んだ旬野菜と、それをさまざまな表情に変えてくれるスパイス&ハーブのかけ合わせをぜひ堪能してほしい。そんな想いからはじめた#旬とスパイス 」シリーズ。

このシリーズでは、クリエイターの方と「旬の新しいおいしさ」を発見していきます。レシピと文章は
noteクリエイターであり料理家の今井真実さん。作る人の気持ちに寄り添うレシピ開発を行っている今井さんに、家庭で無理せず取り入れられるのに華やかなおいしさのレシピを作っていただきました。

ラディッシュをよく食べるようになったのは結婚してからのこと。夫の実家の畑で作っていて、いつもたっぷりいただくのでした。

瑞々しく、色も可愛いラディッシュは、食卓をぱあっと鮮やかにします。しかし、生で食べるとほんのりとした辛味があるので、子供たちは手をつけません。

ある時、フレンチでは、生のラディッシュにたっぷりのバターを載せて食べるお料理があると知りました。試してみましたが、正直なところいまいちピンときません。でも、このミルク感が合うのかもしれないと思い、今度はバターでソテーしてみました。これが大当たり。

火を加えたラディッシュはしっとりとジューシー。バターの香りが鼻を抜けます。色合いも可愛いピンクに。これは春の食卓にぴったりです。

しかし、これをもっと一皿として完成度を高くするには……そうです! スパイスとハーブの力を借りましょう。

今回使うのはイタリアンパセリ。柔らかな葉はフレッシュのまま仕上げに使っても、食感の邪魔をしません。

かすかな苦味、青い香りは、香りや味を複雑にします。少し加えるだけで、アクセントになり、お料理を美しい色合いに仕上げてくれます。

「ラディッシュとイタリアンパセリのバターソテー」

【材料】(2人分)
ラディシュ 10個(150g)
バター 10g
塩 小さじ1/4
S&B キッチンハーブ イタリアンパセリ 1から2枝(1g)
S&B ホワイトペッパー(パウダー) 適量


イタリアンパセリは葉っぱのところを使い、みじん切りしておきます。

ラディッシュは、実と葉っぱに切り分けます。葉っぱも使うので取っておいてください。

実を半割にして、茎の根元に土が溜まっていたら、爪楊枝などを使い綺麗に洗います。

フライパンにバターを入れて中火にかけます。
バターが溶けてきたら、ラディッシュを断面に下に並べて、2分ほど焼きます。

裏返し1分ほど焼きます。

軽く焦げ目がついたら、塩の半量を全体にかけます。

このくらいこんがりと焦げ目がついたら、器に盛り付けましょう。

ラディッシュの実を器に装ったら、葉っぱを入れて中火のまま炒めます。塩の半量を入れて、しんなりとしたら出来上がり。

ラディッシュと一緒に盛り付けて、イタリアンパセリをバランスよく、全体にかけて。

そして、仕上げにホワイトペッパーを全体に。ピリッとした隠し味が全体の味の印象をぎゅっと引き締めて、香りを引き立てます。あるとないとじゃ、大違いなんです。

食べる時は葉っぱと一緒に召し上がれ。バターの香りをまとい、塩味の効いた葉っぱがソース代わりになります。表面の皮がぱりっと香ばしいラディッシュ。かじるとジューシー。エキスが口の中いっぱいに溢れます。

たまらないおいしさです! 本当かな?と一口味見してみて。全ての材料の役割に納得します。

バターのミルキーなコクとラディッシュのジューシーさを、イタリアンパセリの香りがより一層華やかに、爽やかにします。

温かい前菜にもぴったり。真っ白いお皿にピンクと緑が映えて、それだけで洒落たテーブルを演出してくれます。

ラディッシュってこんなに可愛いのに、なかなか主役になりにくい食材です。でもこのソテーを知ったら、何度も作りたくなるはずです。

今回のレシピと文章:今井真実(料理家)、撮影:今井裕治

〈お知らせ💡〉
私たちエスビー食品がこれまでnoteに投稿してきた全レシピをスパイス別、ハーブ別にまとめてみました。ぜひお手持ちのスパイスやハーブでチェックしてみてくださいね▼
「スパイス&ハーブレシピまとめ」

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