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ハーブの香りと濃厚肉汁ソースが決め手!「サンデーロースト」で“日曜だけのごちそう”を味わおう

G'day!  JTBオーストラリア現地コーディネーターの、料理大好きウィリアムです。エスビー食品&JTBコラボマガジン第6 回目の記事は、オーストラリア・シドニーからのお届けです!

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各国のコーディネーターおすすめの家庭料理を中心に紹介するこのマガジンですが、まずは私の住むシドニーの魅力を少しだけ紹介させてください!
シドニーは、オーストラリア南東部に位置し、タスマン海に面する国内最大の都市です。

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シドニーのシンボルで、世界遺産に登録されている「オペラ・ハウス」は、一度は訪れてほしいスポット。オペラやバレエ、コンサート、演劇などの公演が行われます。
館内ツアーが人気なのですが、現在はコロナの影響で残念ながら中止に。今は、オーストラリア政府観光局がバーチャルツアーをやっていて、館内の360度見学や、シドニー交響楽団の演奏も鑑賞できるので、自宅にいながら旅行気分を味わえます!

さて、今回の旅行気分は!オーストラリアの家庭で親しまれている伝統的な家庭料理「サンデーロースト」をご紹介します。
自宅にいながらも、食卓で旅をしている気分を味わってもらえたらうれしいです。

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「サンデーロースト」とはそのネーミングのとおり、日曜日に食べる、ごちそう。 キリスト教徒の多いオーストラリア(英語圏)では、伝統的に日曜日は休息日なので、手間のかからないローストを食べる文化的背景があるんですよ。

材料を準備してオーブンに入れ日曜礼拝にでかけ、家に戻るとサンデーローストが出来上がっています!そして家族や親戚と集って会食するのです。
ローストされたガーリックとローズマリーの香りで家が満たされ、待ちきれない!と食欲をそそるのが、子供の頃の思い出です。

さあ、サンデーローストは本当に簡単に美味しく作れる料理なので、ぜひ作ってみてください。溢れる肉汁から作る、ウィリアム家 自慢のグレービーソースも教えますよ!

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ウィリアム直伝!「サンデーロースト」の作り方

〈材料〉
~ローストビーフ~

ビーフランプ : 750g(室温に戻す。ランプ肉はサーロインに続く腰からお尻に続く大きな赤身の部位ですが、比較的手に入りやすいと思われる牛肉ももかたまりでもOK)  ローズマリー : 大さじ3 タイム : 小さじ1  セージ : 小さじ1 にんにく : 1~2片(細かく刻む) 赤唐辛子 : 小さじ1/2(パンチの利いた味にしたい場合にお好みで)  EXオリーブオイル : 大さじ2  塩・黒コショー / 各2g程度
~ソース~
トマトペースト / 大さじ2 赤ワイン / 20ml 小麦粉 / 大さじ3杯 バター / 5g
~付け合わせの野菜~ 
にんじん / 2本(今回は葉付人参を使用、2人分を想定)  玉ねぎ / 2個 じゃがいも / 3個 にんにく / 1片(細かく刻む) タイム / 小さじ2(細かく刻む) EXオリーブオイル / 大さじ2 塩・黒コショー / 各2g程度 

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〈作り方〉
1. オーブンを200°Cに予熱します。にんにく、唐辛子(お好み)、ローズマリー、タイム、EXオリーブオイルをボウルに入れ、塩・黒コショー で味付けし、よく混ぜます!

2.  牛肉をオーブンプレートに置き、1. のハーブ&スパイスの半量を肉に刷り込み、10分程度室温においてマリネします。

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3.  10分経ったら肉の表面のハーブ&スパイスを軽く取り除きます。 フライパンに油(分量外)をしいて熱し、肉の表面にまんべんなくこんがりと焼き目をつけます。(オーブン調理中に肉汁が出てくるのを防ぐためです)

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4.  焼き目がついたらオーブンプレートに戻し、1. の残りのハーブ類を再度肉に振りかけ、オーブンで30分焼きます。

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5.  肉を焼いている間に、付け合せの野菜の準備です。にんじん、玉ねぎ、じゃがいもは、食べやすい大きさにカットし、細かく刻んだにんにく、タイム、EXオリーブオイルをボウルに入れ混ぜ合わせ、塩・黒コショーで味付けしておきます。 

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6.  30分たったら肉の焼き具合を確認。肉を箸で押してみて肉汁があまり出てこなかったらOKです!オーブンの温度を160°Cに下げ、追加で15分焼き、肉をオーブンからフライパンに取り出します。次は野菜をオーブンに入れ、160度で30分焼きます。

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7.  肉はそのまま20分間置き、ソースに使用する肉汁を出させます。肉汁が出たら肉を取り除き、フライパンを火にかけて強火で熱します。トマトペースト、赤ワインを加えて半量になるまで煮詰め、小麦粉とバターを加えてダマにならないように混ぜます。塩・黒コショーで味付けし、ソース用の器に移します。これで、非常に深い味わいのグレービーソースができあがりました!

8.牛肉はそのまま塊で盛り付けるか、切って盛り付けるかはお好みでどうぞ。豪華なメインの料理なので、野菜と一緒にテーブルの真ん中に置きましょう!あえて残しておき、翌日サンドイッチやパスタにするのも楽しみなんです。

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焼き上がりはハーブがふわっと香って食欲をそそります!ジューシーでしっとりと焼きあがったローストは絶品。
やはりポイントは、ローズマリーやタイムなどのハーブを使うことですね!

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焼きあがる時間までは、香りに期待を寄せながら読書をしたり家族とおしゃべりしたり。のんびり過ごす何気ない日常に幸せを感じます。

コロナ疲れで大変な時期ですが、日本ではもう春の陽気ですね!
シドニーに遊びにいらっしゃったときには、いろいろなスポットをご案内しますね!今年は自分の国の春を、お互い楽しみましょう。それでは、Ta-ta~

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次回もお楽しみに!
前回のアメリカ編は→こちら

S&B_Kiji_作って旅する007_オーストラリア_ラスト

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