自然こそ最高のスパイス。初めてのキャンプごはん
密を避けて楽しめるアクティビティとして、盛り上がりが続くアウトドア、そしてキャンプ。その大きな楽しみといえばごはん作りです。そこで役立つ簡単でおいしいレシピをご紹介。最近キャンプに興味がある! 初めて行ってみたよ! といった方にも真似しやすいおすすめのお料理です。
さらに今回は、アメリカ生まれのアウトドアブランドColeman様のご協力で、憧れ&人気アイテムのダッチオーブンやスキレット、ホットサンドイッチクッカーを使用。アウトドアではもちろん、おうちでも楽しめるアイテムとレシピです。自宅で過ごす期間に、おうちで家族とキャンプ気分を楽しみながら今後のキャンプの計画を立ててみてはいかがでしょうか。
Coleman様に聞いたキャンプのお役立ち情報もあるので是非チェックしてみてください。気分の上がるひとときを、どうぞご一緒に。
準備しよう! マストアイテムはリストに
近場のキャンプ場をチェックしたら、さっそく計画を。日帰りか泊まるか、テント泊かなどで必要なアイテムは変わってきます。ご自身の計画に合わせたご準備をお忘れなく。リストにしておくと抜けがなくて安心。テントで1泊するならこれくらいのアイテムがあると万全です。
・テント、寝袋、マット
・テーブル、チェア
・ランタン(2、3個。充電や予備の電池も確認)
写真はツールーム型テント。ファミリーにおすすめ。
それから、必須ではないものの、あると断然便利なのがアウトドアワゴン。たくさんのキャンプ道具を抱えるとなると、それで家から車へ数往復、さらにキャンプ場の駐車場からテントを張る場所までも数往復ということもあります。ワゴンがあれば、着いたらもうヘトヘトなんてこともありません。
もう1つ挙げるとしたら、作業テーブルとバーナースタンドが一体化したキッチンテーブル。テーブルの上で調理していると、ごはんを食べ始める時に片付けが必要ですし、調理中は食事のテーブル自体が狭くなってしまいます。快適なキャンプごはんのためには、ゆくゆく手に入れることを考えてみても。
そして、これらに加えて、ごはん作りのアイテムをさらにそろえましょう。
これはほしい!ごはん作りのアイテム
・グリルと炭 もしくは バーナーと燃料
まずは煮炊きをする火が必要です。炭火を起こしてグリルでBBQというのは憧れですが、便利なバーナーを活用するのもおすすめです。特に初キャンプであれば2口バーナーも選択肢に入れてみては。
・クーラーボックス
また、クーラーボックスは食材用と飲料用に分けて準備するのがおすすめ。食材用はごはんを作るときまで絶対に開けないようにすると、内部の温度を長くキープできて食材がより傷みにくくなります。
それから調理道具。今回紹介するレシピでは、手軽ながらおいしく見映えもすてきなスキレット、迫力満点で主役級の料理が作れるダッチオーブン、それから朝ごはんのお楽しみホットサンドイッチクッカーを使います。人数や予定に合わせて調理道具もそろえてみては。
スキレットやダッチオーブンは、分厚い鋳鉄のものだとしっかり熱を蓄えるので、できあがりのおいしさも段違い。売られているときは錆びないためにワックスが塗ってあり、最初に手入れが必要ですが、すぐに使えるように仕上げ済みのものもあります。使用後のお手入れは必要ですが、使いこんでいくとだんだんと愛着が湧いてきますよ。
もちろんご家庭にある鍋などを持っていってもOK。ただし炭火や焚き火の上で使うのであれば、真っ黒になるので覚悟の程を!
包丁やまな板、トングなどは家庭のものをとりあえず代用できます。一方で、アウトドア専用のカトラリーやお皿などは使いやすさはもちろん、耐久性や、重ねたり小さく折りたためたりといった持ち運びやすさでも優れているので便利です。
こうしたアイテムすべてそろえるとそれなりの出費になってしまいますが、キャンプ場などでまるごとレンタルできるところもあるので、最初はそういったサービスを利用してもいいかもしれません。まずはフィールドへ出て、外の空気を楽しんじゃいましょう。
何をメインにする? 食材のティップス
まず盛り上がるのは肉料理。シンプルですがオープンエアで肉を焼くこと自体がひとつのエンターテインメントかもしれません。間違いなく盛り上がります。それから、火加減さえ安定できれば、実は思った以上に簡単なのが煮込み系の料理。具材を鍋に入れてあとはお鍋によろしく! でおいしくできあがります。
こうした計画をわいわい言いながら一緒に立てていると、気分もどんどん盛り上がりますね。
ただし、食材の買いすぎにはご注意を。外で食べるといつも以上においしく感じるからといっても、食べられる量がどーんと増えるわけではありません。特にお肉をはじめすぐ傷んでしまう生鮮食材は、その分量については冷静に。
逆に、常温で大丈夫な缶詰、レトルト食品、お湯を注ぐだけのスープなどは余っても持ち帰れるのでおすすめ。また調理の手間がかからないのもビギナーにはうれしい点です。水汲み1つとっても慣れるまでは戸惑ったり大変に感じたり。すべてに力を入れるよりもメリハリを。
またレシピ次第では、おうちで下ごしらえや味付けをしておくと段取りもスムーズ。現地で焼くだけ、煮るだけだと楽ですし、持っていくアイテムも持ち帰る生ごみも減らせてスマートです。
これを忘れちゃ味気ない!調味料
アウトドアでは、何の調味料を持っていくか厳選の必要があります。定番は、味付塩こしょうやマジックソルト。これ一本で肉料理から野菜まで幅広い料理の味付けができる万能スパイスなので、キャンプには必携のアイテムです。
さらにこだわりたい方は、手軽に使えるチューブ入り調味料がおすすめ。肉料理やアヒージョには欠かせないにんにくだけでなく、最近では、きざみ青じそ、きざみねぎ塩、粗切りトウガラシといった味変に最適な商品や、アウトドアの定番料理カレーの付け合わせとしてきざみ福神漬け、きざみらっきょう、さらには朝食のピザトースト作りにおすすめのきざみバジルなど、チューブ入り調味料の種類が増えているので、売場でお気に入りを探してみてください。
※チューブ入り調味料は開封後要冷蔵なので、他の要冷蔵の食材と一緒にクーラーバッグに入れておいてください。
また、スパイスなどの小瓶を入れたりするのに便利なスパイスボックスもあります。一ヶ所にまとめておけるので、作る際に「あれ、どこにあったっけ?」と焦らずすむのでおすすめですよ。
キャンプ場に着いたら、さあつくろう
ベースとなるテントを張り、荷物を出して、一息ついたり、遊んだりしたらあっという間にごはんの支度の時間。まずはグリルの火を起こしましょう。薪は初めてでは難しいかも。お腹の虫が鳴いているのに火がつかない!とならないように、着火剤と炭を使うのが賢明。バーナーならもっと確実です。
さて、いよいよ火がついたら始めましょう。まずはスキレットのレシピから。
〈スキレットで作るポテトハーブガレット〉
小型のフライパンのようなスキレット。そのままテーブルに並べてもおしゃれで、おうちで使っている方もいるのでは。キャンプでもおうちでもどんどん使ってほしいアイテムです。ソロキャンプでも大活躍します。
〈材料〉 4人分
じゃがいも 4個
S&B SPICE&HERBシーズニング アンチョビポテト 1袋
*2袋入りですが、そのうちの1袋のみ使ってください
オリーブオイル 大さじ2
A
ケチャップ 大さじ3
S&Bマジックソルト オリジナル 小さじ1/2
〈作り方〉
【1】じゃがいもは皮をむいて細めのスライサーで千切りし、アンチョビポテトと一緒によく混ぜます。
【2】スキレットにオリーブオイルを回し入れ、【1】を平らに敷き詰める。中火で10分焼き、ひっくり返して弱火で10分焼く。
【3】4等分に切り、よく混ぜたAのソースを添える。
〈ダッチオーブンで煮込むジャークスペアリブ〉
憧れのダッチオーブンは、ファミリーサイズなら10インチがぴったり。足がついていないものならご家庭のコンロでも使えます。この分厚い鋳鉄の鍋で煮込むと短時間で野菜が柔らかくなるメリットも。
〈材料〉 4人分
スペアリブ 8本(800g)
S&B味付塩こしょう 大さじ1と1/2
オリーブオイル 大さじ2
A
S&Bカレープラス 炒めたまねぎペースト 1袋
S&Bおろしにんにく 大さじ1
S&Bオールスパイス(パウダー) 小さじ1/2
S&Bチリパウダー 大さじ1/2
S&Bクミン(パウダー) 小さじ1/2
はちみつ 大さじ1
〈作り方〉
【1】スペアリブに味付塩こしょう大さじ1と1/2をすり込み10分置く。よく混ぜたAと一緒に保存袋に入れ、よく揉みこみ20分以上置く。
※自宅で漬け込んで、キャンプに持っていく。
【2】ダッチオーブンにオリーブオイルを熱回し入れ、皮ごと4等分に切った玉ねぎを皮目を下に敷き詰め、その上にスペアリブを乗せる。
【3】蓋をして弱めの中火で50分加熱し、【2】の焼きタレを絡める。お好みでベビーリーフを乗せる。
〈ホットサンドイッチクッカーで作る
パリパリ!とろ~り! エッグツナメルトサンド〉
朝目覚めたら、コーヒーと一緒にホットサンドイッチはいかが。朝のフレッシュな空気といただくとまた格別です。具材次第で様々な応用ができるので、実は飽きのこないアイテムでもあります。その中でも変り種レシピがこちらです。
〈材料〉 4人分
春巻きの皮 4枚
ツナ缶 1缶
スライスチーズ(チェダー) 4枚
卵 4個
S&Bバジル 小さじ1/2
S&B味付塩こしょう 小さじ1/2
オリーブオイル 適量
【1】ホットサンドイッチクッカーにオリーブオイルを塗り、春巻きの皮2枚を交差させるように乗せてそわし、スライスチーズ、卵の順に乗せ、味付塩こしょう、バジルを振る。さらにその上に油を軽く切ったツナを乗せ、周りの春巻きの皮をかぶせる。
【2】挟んで中火で5分ずつ両面焼く。
炭火で分厚い肉や皮付きの丸ごと野菜を焼いたり、暗くなってきて火を囲みながら、普段と違う食事の雰囲気に包まれたり。一度アウトドアごはんならではの醍醐味を味わえば、あなたもキャンプのとりこかも。ソーシャルディスタンスとマナーを守って楽しみましょう。
もちろん、おうちの庭やベランダで気軽にアウトドア気分を味わうのもいいですね。今回ご紹介した以外の情報やアウトドアを充実させるグッズを揃えたい方はColeman様のサイトも併せてチェックしてみてくださいね!
時にはアウトドアで、おいしい空気とおいしいごはんを。マスクをした日常でも、上手に深呼吸して暮らしていけるように、エスビー食品は情報発信を通じておうちごはんを応援します。
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