本気のハンバーガー「究極のグルメバーガーを自宅でつくる方法」
香ばしいふっくらバンズの間から飛び出さんばかりの分厚いパテ、チーズにトマト、レタスなどの多彩な名わき役たち…。
“具材をはさむ”というシンプルな料理ながら、ビジュアル&香り、そして圧倒的な存在感で、私たちの食欲を刺激してやまない、「ハンバーガー」!
ある日、お気に入りのバーガーショップのカウンターで、大好きなグルメバーガーにかぶりつきながら、ふとこんな考えが頭をよぎりました。
「これって家でつくれないのかな?」
…というわけで、思い立ったが吉日。早速、自分だけのグルメバーガーづくりに挑戦してみることに。
こだわりがぎっしり詰まった “究極”のグルメバーガーを目指して、いざ、本気のハンバーガーづくりスタートです!
究極のグルメバーガーづくり。まずは、具材をはさむ「バンズ」から
「究極のグルメバーガー」を目指すなら、バンズから自作したいところ。
でも、そういえば「“バンズ”って、普通のパンと何が違うんだ?」と疑問に思い調べてみると、どうやら、具材の味を引き出すために一般的なパンよりも甘味や塩味が薄いらしい。
ちなみに、バンズの上の部分は「クラウン(crown)」、下の部分は「ヒール(heel)」と呼ぶんだとか。
そんな知識もチェックしつつ、いよいよバンズづくりを開始していきます!
・材料(バンズ:2人前)
強力粉 100g
薄力粉 50g
ドライイースト 3g
塩 3g
はちみつ 10g
卵 2/3個(30g)
牛乳 30ml
ぬるま湯 35ml
バター(室温に戻す) 10g
<トッピング>
溶き卵 1/2個分
白煎りごま 小さじ1
まずはじめに、濡れふきんの上に大きめのボウルを置き、強力粉、薄力粉を混ぜましょう。歯切れのよいバンズに仕上げるには、強力粉に薄力粉を混ぜるのがポイントなんだとか。
そこに、ぬるま湯で溶いたドライイーストを投入。これをゴムベラで混ぜ、はちみつ、牛乳、卵、塩の順に加えてこねるように混ぜていきます。
粉っぽさがなくなったら、バターを加え、さらにゴムベラでこねます。ちなみに、はちみつ、牛乳、バターを加えることで、100%ビーフのパテにも負けないリッチな生地になるとのこと。できあがりが楽しみ…!
手でこねて、生地が手にくっつかなくなったら、こんな感じにきれいに丸めて、ラップをかけ、あたたかいところで30~40分寝かせます。だいたい生地の大きさが2倍くらいになったら、生地を取り出しましょう。
まな板に強力粉を少量振り、取り出した生地を包丁で2等分します。生地1つが、およそ130gくらいになるはずです。
等分した生地を丸めたら、生地の綴じ目が下になるよう、乾いたふきんの上にのせて、
かたく絞った濡れふきんをかけて、15分ほど置きます。
15分ほど経ったら、まな板に強力粉を少量振って、生地をひっくり返し、手で押しながら直径11cmくらいになるまで伸ばします。
ひっくり返して、綴じ目が下になるよう、クッキングシートを敷いた天板の上にのせます。かたく絞った濡れふきんをそっとかけ、20秒くらい温めてから消したオーブンの中に20~30分入れましょう。
生地が1.5~2倍くらいに膨らんだら、溶き卵を塗って、白煎りごまを振りかけます。
180度に予熱したオーブンで15分焼いたら、網の上で粗熱を取って、バンズの完成です!
バンズが焼きあがったら、ハンバーガーの主役“パテ”づくりへ
お次は、ハンバーガーの主役“パテ”づくり。牛肉らしい、ほどよい歯ごたえを残しながら、ジュワッ~と肉汁たっぷりに焼き上げるハンバーガーづくりのクライマックスともいうべき工程です。
しかし、多少形が崩れたところで、最終的にはバンズで隠れちゃいますから(笑)、ここは難しく考えず、気楽につくっていきます!
・材料(パテ:2人前)
牛ステーキ肉(オージーやアメリカ産) 300~350g
マジックソルトガーリック 大さじ1弱
薄力粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
バター 20g
氷 2粒(15g)
まずは、牛ステーキ肉を1cm角に切ってから、包丁でたたき、粗目のひき肉に。あえてつなぎを使わないことで、肉を食べているというガツッとした食感を残すことができるんだとか!
先ほどのひき肉をボウルに入れたら、マジックソルトガーリック、オリーブオイル、薄力粉大さじ1/2、氷を入れ、氷が溶けるまでこねたら2等分します。マジックソルトガーリックのおかげで、牛肉独特の臭みが消え、味もワンランクアップです!
両手でキャッチボールをするように空気を抜いたら、直径12cmほどの平たい丸状にして、残りの小麦粉を薄くまぶしましょう。
いよいよバンズとパテをドッキング。1+1=無限大のおいしさに!
パテの準備が整ったら、いよいよ待ちに待ったドッキングへ!
ふっくら軽やかなバンズと、どっしりジューシーなパテ。正反対の個性を持った2つの料理がひとつになるや否や、1+1が5にも10にもなるのだから不思議。この組み合わせを最初に思いついた人は天才なのでは!?
具材を切って、重ねて…ついSNS映えを意識して慎重になってしまいそうだけど、ハンバーガーはワイルドな料理。多少の乱れは“味”ということにして、大胆にいきましょう!
・材料(トッピング:2人前)
玉ねぎ(1cm輪切り) 2枚
トマト(大・1cm輪切り) 2枚
チェダーチーズ(スライス) 2枚
レタス 1枚
ケチャップ 適量
バンズは半分に切り、オリーブオイル(分量外)を薄く塗って、レタスをのせておきましょう。
フライパンでバターを熱し、玉ねぎを両面うっすら焦げ目がつくまで焼きます。仕上げにマジックソルトガーリックを軽く振りかけたら、
レタスの上に置き、トマトをのせます。
続いて、パテをヘラで軽く押し付けるように2分ほど焼きつけ、ひっくり返して、さらに軽く押しつけるように2分ほど焼きつけます。
トマトの上に置いたら、すぐにチェダーチーズをのせましょう。アツアツのパテでとろけるチーズ…たまりません!
次に、フライパンにバンズの上側(「クラウン」ですね!)を、切り口に肉汁を吸わせるように焼きつけます。1つのフライパンで順々に具材を焼くことで、肉には玉ねぎの香味と香ばしさ、バンズには肉汁たっぷりの油を吸わせ、食材のうまみを余すことなく味わうことができますよ!
チェダーチーズの上にケチャップソースをかけて、バンズ(クラウン)をのせたら…
ついに、究極グルメバーガーの完成です!
お子さまには、ケチャップ大さじ1に「マイユ粒マスタード小さじ1/2」、大人には、ケチャップ大さじ1に「粗切りトウガラシ小さじ1/2〜1」をそれぞれ加えた「ちょい足しソース」もおすすめ!
究極グルメバーガーのお供に、アンチョビフライドポテトはいかがですか?
ハンバーガーの鉄板パートナーといえば「フライドポテト」ですよね。先日SNSを中心に少し話題になっていましたが、普通のフライドポテトにちょっとアレンジを加えた「アンチョビフライドポテト」はいかがでしょうか?
油で揚げたポテトに、「SPICE&HERBシーズニング アンチョビポテト」をまぶすだけ。あっという間にやみつき間違いなしのアンチョビフライドポテトの完成です。
(塩味のあるフライドポテトにかけると、塩気が強くなるので、無塩のフライドポテトがおすすめです)
でも、油で揚げるのはちょっと面倒…という方には、アンチョビポテトもおすすめです。
作り方は、レンジで熱してやわらかくしたじゃがいもを、油で焼目が付くまで炒め、「SPICE&HERBシーズニング アンチョビポテト」をまぶせば完成。
油で揚げる工程がないため、フライドポテトよりお手軽ですね。
▶やみつき間違いなし!「アンチョビポテト」の詳しいレシピはこちら
おなかも心も満たされる、オリジナルハンバーガーづくり
バンズの生地をこねている最中は正直、「やっぱりお店で食べた方がよかったんじゃないかなぁ…」なんて思いが頭をよぎる瞬間がありましたが、いざできあがったバーガーを食べてみると、その考えは一瞬で氷解。
焼きたてのバンズと肉汁たっぷりのパテの最強コンビネーションは、むしろ自分の家でつくるからこそ味わえる、正真正銘できたてのおいしさでした!
それに一度つくってみると、「もっとパテを厚くしたらどうだろう?」とか「アボカドも入れたらもっとおいしくなるのでは!?」…なんていろいろなアレンジ欲がむくむくと沸いてくるから不思議です。これがハンバーガーの魔力!?
食欲と同時に、クリエイティブ欲やチャレンジ欲など、心もばっちり満たしてくれるグルメバーガーづくり。ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
〈知ってる?スパイスとハーブのこと〉
お読みいただきありがとうございました。
「スキ!」をしていただくと、スパイスやハーブの豆知識が表示されるようになりました。
気に入っていただけたら、「スキ!」をお願いします。
◎エスビー食品レシピサイト:
◎エスビー食品公式facebook:
スパイス&ハーブを中心とした各種情報をお届けしています。
◎エスビー食品公式twitter:
レシピ、商品情報、イベント・キャンペーン情報などをつぶやいています