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寒〜い冬のおこもりに、「スパイスホットサングリア」を楽しもう

寒い日には、体をポカポカにしてくれるスパイスホットサングリアを試してみませんか? 今回はワインと混ぜるだけで簡単にホットサングリアが楽しめる、「スパイスホットサングリアの素」のレシピを紹介します。スパイスとハーブ、フルーツをあらかじめはちみつで漬けると、味や香りをたっぷり抽出でき、より味わいが豊かになりますよ。

レシピと文章を担当してくれたのは料理家の真野遥さんです。フルーツがゴロゴロ入った見た目にも美しいホットスパイスサングリアで、寒い冬をおいしく乗り切りましょう。

※今回ご紹介するのは、飲む直前にワインと自家製「スパイスホットサングリアの素」を混ぜて楽しむレシピです。必ず飲み切れる量を作って楽しみましょう。

いよいよ冬本番。凍える冬の寒さを癒してくれるのは、やはり温かい飲み物ですよね。一段と冷える冬の夜は、スパイスのきいたホットサングリアを楽しんでみましょう。

サングリアといえば、ワインに果物やスパイス、砂糖などを加えて冷やして飲むドリンクですが、実はホットにしてもおいしいんです! 温めることでスパイスの香りがより一層引き立ち、体の芯から温まる味わいになりますよ。

思い立ったらいつでも飲める!スパイスホットサングリアの素を作ろう

スパイスを果物とともにはちみつで漬け込んで「サングリアの素」を作っておけば、いつでもホットサングリアが楽しめます。「サングリアの素」は1週間ほど保存可能なうえに、漬けている間にじっくりとスパイスや果物の香味が抽出されるので、香りも味わいもより豊かに!

なお、ワインと「サングリアの素」は漬け込まず、飲む直前に混ぜてお召し上がりください。

今回は、スパイシーな香りの赤ワイン用と、エレガントな香りの白ワイン用の2種類のホットサングリアの素をご紹介いたします。

赤、白、それぞれで異なるスパイス&ハーブを使いますが、共通で使うのはシナモンスティック。唯一無二のエキゾチックな香りのシナモンは、ホットワインには欠かせないスパイスですね。

パウダーでももちろんOKですが、スティックの方が粉っぽい口当たりにならず、じっくり香りが抽出されるため優しい香りに仕上がります。

とことんスパイシーに!赤ワインのホットサングリアのレシピ

赤ワインに合わせたいのは、甘やかな香りのスターアニス(八角)と、濃厚で鮮烈な香りのクローブ。この2つのスパイスは肉料理と相性が良く、同じく肉料理に合わせやすい赤ワインと相性が良いのは納得です。生姜も加えて、体の中から温まるスパイシーな味わいに仕上げましょう!

ワインはコンビニでも買えるような1,000円以下の安価なものでOK! 一般的なサングリアはライトボディ〜ミディアムボディの軽めのワインが適していますが、今回は香りの強いスパイスを入れているため、タンニンが強いタイプやフルボディのワインも合います。その時の気分に合わせて、お好きなワインでお楽しみください♪

〈赤ワイン用スパイスホットサングリアの素〉

材料(赤ワイン300ml分)
りんご……1/4個
レモン……スライス3〜4枚
はちみつ……30g
生姜……スライス3〜4枚
S&B 袋入り シナモン(スティック)……1本(5cm程度)
S&B スターアニス……1個
S&B クローブ(ホール)……5〜6個
※レモンは皮ごと使うので、防カビ剤不使用のものをお使いください。

【1】

りんごは長さを半分に切り、薄いくし形に切ります。皮は剥かなくてOKです。

【2】

生姜はスプーンで皮をこそげてから薄くスライスに。レモンは半月型に切ります。種があったら取り除きましょう。

【3】

材料を全て保存容器に入れればあっという間に出来上がり! 一晩ほど置くと、りんごとレモンから水分と共にエキスが染み出し、スパイスの香りがシロップに移ります。冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。

あとはお好みのワインと混ぜて温めるだけ! 漬け込まずにすぐに飲みたい方は、保存容器ではなく、ダイレクトに小鍋に材料を入れましょう。

【4】

小鍋にスパイスホットサングリアの素を入れたら赤ワイン300mlを加えます。少量飲みたい場合は、スパイスホットサングリアの素と赤ワインの量を調整してくださいね。

ワインだけだと味が濃すぎるため、お水を加えて味を和らげます。ワイン300mlに対して、大さじ4杯(60ml)のお水を加えてください。中火にかけて、沸騰直前に火を止めれば完成です。お酒が弱い方は、さっと煮立てて適度にアルコールを飛ばすとより飲みやすくなります。

グラスから立ち上るシナモンと八角とクローブのスパイシーな香りに、りんごのフルーティーな香り、はちみつとレモンの甘酸っぱい味わい。ああ、これぞ冬の味です。

飲み終わる頃には、心も体もポカポカに温まっているはずです。

ちなみに、「こんなにスパイスを揃えられない!」という方は、五香粉で代用するのがおすすめです。S&B 五香粉にはスターアニス(八角)、シナモン、花椒、クローブ、ちんぴが入っているため、3種のスパイスを見事にカバーできるのです。味見しながら、お好みの量を加えてください。

柚子&ラ・フランスで上品な大人の味わい!白ワインのホットサングリア

スパイシーな赤ワインとは反対に、白ワインは上品に仕上げましょう。

白ワインに合わせるのは、柚子とラ・フランス、そしてエレガントな香りのローズマリー、柑橘系の爽やかな香りのコリアンダーシード、清涼感のあるカルダモン。そしてこちらもシナモンスティックは欠かせません。上品で爽やかな香りに仕上がるので、気分をリフレッシュしたい時にピッタリです!

白ワインのセレクトは、ナイアガラのような香りが強すぎるもの以外なら何でもOK。ソーヴィニヨン・ブランのような柑橘系やハーブ系の香りを持つものと合わせると、スパイス&ハーブとの香りの相乗効果がより楽しめますよ!

〈白ワイン用スパイスホットサングリアの素〉

材料(白ワイン300ml分)
ラ・フランス……1/2個
柚子……スライス3〜4枚
はちみつ……30g
S&B ローズマリー(ホール)……小さじ1/2 ※生のローズマリーを使う場合は1本分使用
S&B カルダモン(ホール)……6個
S&B 袋入り シナモン(スティック)……1本(5cm程度)
S&B コリアンダーシード……10粒程度

【1】

作り方は赤ワインの時とほぼ同じです。ラ・フランスは皮を剥いて横半分に切ったら、薄いくし形に切りましょう。ゆずはイチョウ形に切り、種を取り除きます。

【2】

あとは保存容器にすべての材料を入れて混ぜるだけ! こちらは比較的繊細な香りのスパイスを浸かっているため、香りがシロップに移るのに少し時間がかかります。余裕があれば、一晩以上漬け込むのがおすすめです。

赤ワインのホットサングリアの素と同様、白ワイン300mlと大さじ4の水を加えてお鍋で温めてください。ローズマリーとコリアンダーシードが口に入りやすいため、茶漉しなどで一度漉してからラ・フランスとレモン、シナモンをグラスに戻すと飲みやすく仕上がります。

スパイス&ハーブをほんの少し加えるだけで、リーズナブルなワインが冬の夜を彩る極上のホットドリンクに変身します。

休日のリラックスタイムや読書のお供、食後の家族団欒など、さまざまなシーンでお楽しみください。

レシピ・監修・文・撮影:真野遥(料理家)

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