マイボトルで持ち運ぶ、スパイス&ハーブの簡単フレーバードリンク!
海外セレブ発のブームとして数年前から認知されているフレーバードリンク。皆さんは自分で作ってみた経験はありますか?
フレーバードリンクとは、砂糖や甘味料を使用せず、フルーツやハーブなどで水や紅茶に風味づけした飲み物を指します。別名デトックスウォーターとも呼ばれ、フルーツやハーブから出てくる栄養素や酵素が健康にも良い影響を及ぼすことから、女性を中心に話題を集めました。
「わざわざ調理して準備をするのが面倒!」と思われることもあるフレーバードリンクですが、実はレシピ次第で手間をかけず、とても簡単に作ることができるんです。
今回レシピを紹介してくださったのは、企業のドリンクレシピ開発などを手がけ、ドリンクにまつわる書籍も出版している料理研究家の田中美奈子さん。
手軽さと美味しさにハマること間違いなし、夏の終わりから初秋に味わいたいオリジナルフレーバードリンクを3つ紹介してもらいました!
レシピ①見目麗しい! 水出しジンジャーフルーツティー
田中さん:水出しのティーバッグを使用したフルーツティーです。オレンジ色が美しく、見栄えもするので透明なボトルに入れるのがおすすめ。火を使ったりフルーツを切る手間がないので、とても簡単に作ることができます。
【1】蓋付きのボトルに材料を入れていく
まず用意するボトルは持ち運びを楽にするためにも、500ml前後がおすすめです。そこにレモン、グループフルーツなど柑橘系のドライフルーツをボトル半分くらいまでたっぷりと入れていきましょう。果肉が水で戻るとしっかりとした甘さと果肉感を味わうことができます。
続いて入れるレモングラスは10本ほどが目安。香りをより楽しみたい方は少し多めに入れてもいいかもしれません。その次はしょうがを小さじ1杯入れます。ティーバッグはお茶の抽出が下に落ちるように、最後に入れるのがおすすめです。
ちなみに今回はFAUCHONのティーバッグを使用していますが、水出しのものであればどの種類でも問題ありません。また、通常のティーパック使用も可能ですが、茶葉の内容量に合わせて個数を増やしてください。
【2】冷蔵庫で一晩寝かせる
すべてボトルに入れ終わったら、冷蔵庫に入れて一晩おきます。水出しなのでカテキンが出にくいため、長時間ティーバックを入れておいても渋みがそこまで強くならないのでご安心を。翌日冷蔵庫から取り出すとフルーツの果汁が溶け出し、味がしっかり出てきているのがよく分かります。
田中さん:飲み切ってしまう前に水を継ぎ足しても爽やかにおいしく飲むことができます。もちろんティーバックで紅茶を追加しても大丈夫。最後はぜひドライフル―ツもすくって食べてください。
レシピ②:爽やかなグリーン一色! キウイとブドウのミントティー
田中さん:ミントティーらしい飲むとスッとする口当たりのいいドリンクです。時間が経ってエキスが溶け込んでくると、甘さが出てきて味の変化を楽しむことができます。途中でフルーツを潰してみてもいいですね。
【1】ブドウを半分にカットする
エキスを出すためにブドウの粒を半分の大きさにカットします。ブドウの種類は何を使ってもOKですが、ドリンクを飲み切った後に食べられるよう「種なし」を選ぶのがおすすめです。
【2】キウイを角切りにカットする
キウイも角切りに細かくカット。これだけでフルーツの下準備は終了です。
【3】ボトルにハーブを入れる
たっぷりのペパーミントとレモングラスをボトルに入れていきます。レシピ①とは異なりお湯で短時間で風味をつけたい為、レモングラスは乾燥しているタイプではなく、フレッシュのものを使用しましょう。
【4】お湯を注ぎ、蒸らす
ハーブを詰め終わったら、ボトルの半分を目安にお湯を注ぎます。3〜5分かけてじっくりと蒸らします。
【5】カットしたフルーツと氷を入れる
蒸らし終えたらカットしたフルーツと、ボトルの口いっぱいまで氷を入れます。
氷が溶けるくらいまで待てばもう飲むことができます。まさにフレーバーウォーターらしい、緑一色の爽やかなドリンクが完成です。
レシピ③ 心落ち着く、スパイスオレンジティー
田中さん:クローブをはじめとする甘めのスパイスと、柑橘系の香りがとても相性のいいスパイスオレンジティーです。ちなみに、もう少し肌寒くなってきたらホットもおすすめなので、併せて紹介します。
【1】カルダモンの殻を割る
まずはホールスパイスの下準備から。香りを出すためにハサミなどを使用してカルダモンの殻を割ります。
【2】クローブのツボミの部分を取る
ツボミの部分には喉を突くような苦味が多少あるので除き、写真左側の花の部分だけを使用します。
【3】沸騰したお湯にスパイスを入れる
沸騰したお湯に、先ほどのカルダモン、クローブ、さらにスターアニスとシナモンスティックを入れて中火で煮出していきます。お湯が少し茶色になってきたら火を止めましょう。
【4】ボトルへ濾しながら移す
マーマレードジャムを入れたボトルにスパイスを煮出したお湯を濾し器を添えながら注ぎ、しっかりとかき混ぜてジャムを溶かします。
【5】氷をボトルの口まで入れる
ボトルの口いっぱいまで氷を詰めます。
【6】オレンジの皮を添える
仕上げにオレンジから剥いた皮ひとかけを添えれば完成。ほのかに香りをプラスしてくれます。
しっかりとスパイスの香りを感じることが出来るのに、ほっと落ち着くような味わいがこのスパイスオレンジティーの特徴。ホットで作る場合はスパイスを煮出すお湯の量を250mlから500mlに変えるだけ。スパイスの分量は同じでも、しっかりと香りが出るのでご心配なく。
田中さん:フレーバーウォーターを持ち歩くなら、手間がかからないことがとても重要だと思います。今回紹介した3つのフレーバードリンクは、それぞれ10分もあれば準備できてしまうほど簡単なので、ぜひ試してみてください。
明日から9月に突入して照りつけるような日差しは少なくなるものの、まだまだ暑い日が続きそう。ぜひレシピを参考にして、「マイボトルで持ち運ぶ、フレーバードリンク生活」にチャレンジしてみてください。
レシピ・監修:田中美奈子 / 撮影:上原未嗣
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