スパイスで脱マンネリ。エキゾチックなスパイシー納豆オムレツ
日本の国民食である納豆。栄養価が高く、毎日のように食べている方も多いのではないでしょうか? ご飯、お味噌汁、納豆があれば、それだけで完璧な朝ご飯ですよね!
卵と和えたり、ねぎやアボカド、キムチを加えたりなど、なにかとアレンジして楽しめる納豆ですが、じつはスパイスとも相性が良いことをご存知ですか?
スパイス文化圏でも親しまれている納豆
納豆は日本食のイメージが強いかもしれませんが、インドやネパール、中国、インドネシアなどのアジア圏にも納豆と類似する発酵食品がたくさんあります。スパイスを多く使うこれらの国々で納豆が食べられているということは、納豆とスパイスが合わないわけないのです!
今回、納豆と合わせるのは、クミンシードとチリパウダー。
カレーに欠かせないクミンシードは、異国情緒あふれる鮮烈な香りが特徴で、納豆の独特な香りと張り合える力強さがあります。
一方、チリパウダーはパプリカ、塩、クミン、赤唐辛子、オレガノ、ガーリックなどをブレンドした、メキシコ料理によく使われるミックススパイス。チリコンカンにも使われるため豆との相性が良く、「つまり納豆とも相性が良いのでは…?」と思い試したところ、これがドンピシャ。
これらのスパイスを使って、メインのおかずも張れる、ボリューミーなスパイス納豆オムレツを作りましょう!
「パセリたっぷりスパイス納豆オムレツ」の作り方
たっぷりのパセリで爽やかな香りとほろ苦味を加え、スパイスの香りと調和させます。パセリは最初にみじん切りにしておきましょう。
卵をボウルに割り入れて溶きほぐし、パセリと牛乳、塩を加えて混ぜます。牛乳を加えることで、ふんわりとしたオムレツに焼き上がります。
続いて、ひき肉をボウルに入れ、チリパウダーとおろしにんにくを加えてフォークでほぐすように混ぜます。チリパウダーは肉と相性が良く、加熱前にあらかじめ混ぜておくことでしっかりと味が付き、肉の臭みを抑えることができます。
納豆は添付のタレとからしを加えてよく混ぜてから、ひき肉と混ぜます。納豆とひき肉をあらかじめ混ぜておくことで、ネバネバ成分が肉をコーティングし、肉が硬くならずにしっとり炒めることができます。
これにて準備完了! スパイスと共にひき肉を炒めていきます。
ホールスパイスは最初に油で炒めて香りを引き出すのが鉄則。フライパンにオリーブオイル(大さじ1/2)とクミンシード、輪切り唐辛子を入れて弱めの中火で炒めましょう。
クミンシードからシュワシュワと気泡が出て香りが立ってきたら、ひき肉を加えて中火で炒めます。
納豆もしっかり炒めることでスパイスとなじみます。また、加熱することで味わいもまろやかになります。
ひき肉に火が入りポロポロになったら火からおろし、卵液と混ぜておきます。
ペーパータオルでフライパンをさっと拭き、オリーブオイル(大さじ1)を入れて強めの中火にかけます。
※フライパンが焦げ付いているようでしたら一度洗ってください。
フライパンがしっかり温まったら、卵液を流し入れます。
手早く全体を混ぜ、全体が半熟に固まってきたら、奥から手前にパタンと折り畳みます。
軽く形を整えたら、もう一度オムレツを奥に寄せて手前にひっくり返し、フライパンの縁で形を整えます。
火からおろし、オムレツの形を整えながら余熱で軽く火を通したら、器に盛りましょう。お好みでケチャップをかけ、チリパウダー(分量外)をふりかけます。
チリパウダーはそのまま振りかけても使える便利なスパイスです。仕上げに"追いチリパウダー”をすることで、より風味が良くなります!
最後にパセリをトッピングすれば完成です。
おかずにも、おつまみにも。食べ応え満点の一皿
スパイスが染み込んだひき肉に、ごろごろした納豆の食感とコクがマッチ。パンチが効いた味わいを、パセリが爽やかにまとめてくれます。鼻に抜けるチリパウダーの香りと、ときおり口の中で弾けるクミンシードの香りが楽しく、気づけばあっという間に食べきってしまいました。
ご飯のおかずはもちろん、メキシコの代表料理「タコス」の具材にするのも良し、ビールのおつまみにするのも良し。パクチー好きな方は、パセリをパクチーに置き換えても楽しめますよ。
いつもとはひと味違った納豆の味わいが楽しめる新感覚の納豆オムレツ、ぜひお試しあれ!
レシピ・監修・文・撮影:真野遥(料理家)
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