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作り方もシンプル、大人も子供にも大人気。「鶏肉とれんこんのローズマリーソテー」#旬とスパイス 

あるときはしびれるようにビリリと強烈で、あるときは果物のように甘くフレッシュで、またあるときは爽やかな軽さをもたせてくれる・・・。スパイスやハーブをほんのひと振りするだけで、一皿は魔法のようにがらりと変わります。

甘みと栄養素をたっぷり含んだ旬野菜と、それをさまざまな表情に変えてくれるスパイス&ハーブのかけ合わせをぜひ堪能してほしい。そんな想いからはじめた#旬とスパイス 」シリーズ。

このシリーズでは、クリエイターの方と「旬の新しいおいしさ」を発見していきます。レシピと文章は
noteクリエイターであり料理家の今井真実さん。作る人の気持ちに寄り添うレシピ開発を行っている今井さんに、家庭で無理せず取り入れられるのに華やかなおいしさのレシピを作っていただきました。

「あらだいぶ値段が下がったわね!」
やっと、れんこんが買いやすい値段になってきました。

娘の大好物の「れんこん」。喜んで食べるから、この時期になると我が家の野菜室にいつもあります。

れんこんはメイン料理の付け合わせにもいいですし、副菜にしても光を放ちます。それにすりおろしたり、千切りにしたり、切り方によっても味わいや見え方も食感も変わり、煮込んでも炒めてもおいしい。毎日食べても飽きないんです。

今回、そんなれんこんに合わせるのは「ローズマリー」。爽やかでウッディな香りが魅力で、ハーブの代表的な存在です。いつものお料理に使うだけで、ちょっとおしゃれな一皿になりますよね。

小さい頃、母が育て始めた時には、こんなに香りが強い植物があるなんてと驚いたことを覚えています。私の普段のお料理にも欠かせないハーブです。

ローズマリーと鶏肉は相性がぴったり。

私のレシピで、鶏肉と、新じゃがとローズマリーを合わせるお料理がありますが、先日来客があった時に「れんこん」を使ったところ、これが大好評でした。
れんこんの皮を鶏の脂でこんがりさせるのが、たまらなくいいんです。そして、れんこんをよく噛んで食べていると、広がるのはローズマリーの爽やかな香り。

さて、さっそく作っていきましょう。

「鶏肉とれんこんのローズマリーソテー」

【材料】(3〜4人分)
鶏もも肉唐揚げ用 400g
蓮根 200g
S&B フレッシュハーブ ローズマリー 3本
ニンニク 2片
塩 4g(鶏肉の重量の1%)
オリーブオイル 大さじ2

鶏もも肉の水気をキッチンペーパーなどでよく拭き取っておきます。

フライパンにオリーブオイルを広げ、鶏もも肉の皮面下にを広げながら並べたら、全体にお塩の半分量を振り、中火にかけます。

れんこんを乱切りにします。皮付きのままで大丈夫。汚れたところだけ切り取ってください。切ったそばから、フライパンの空いたスペースにぽいぽいと入れていきましょう。
れんこんも皮目を下にしましょう。

ニンニクの皮を剥き、1mm程度の薄切りにします。あんまり薄いと焦げやすいので、適当で大丈夫ですよ。れんこんとお肉の間に入れていきましょう。

こんな風に、鶏の表面が白っぽくなり、皮面がカリっと狐色にこんがり焼けたら裏返します。このタイミングでローズマリーも入れましょう。

同じように、れんこんもこんがりと焦げ目がついたら裏返します。
残りのお塩を全体に振りましょう。

ニンニクが焦げてきたら鶏肉の上に避難させます。

鶏肉を裏返してから約5分。写真のようにれんこん全体に焼き目がついたら完成です。
いい香りがキッチンに溢れます。

出来上がる頃にはキッチンに家族が集まって、「いいにおい…!お腹すいた!」と大騒ぎ。にんにくやローズマリーの香りは否応がなしに食欲を刺激します。

さあ召し上がれ。

れんこんは皮付きのままソテーするから、こんなふうに香ばしく焼き上がります。カリカリのれんこんのおいしいこと!

れんこんの表面に鶏の脂がしっかりまとわりついて、旨みをたたえています。

そしてこれに粒マスタードをたっぷりつけるのもおすすめ。ぷちぷちとした食感と酸味が脂を中和して「飽きないおいしさ」にしてくれます。

大人も子供も大満足の一皿です。

作り方もとってもシンプル。
食材に丁寧にこんがりと焼き色をつけていくのがポイント。炒めるのでなく焼き付けるので、放って置けるのも嬉しいところです。

お酒にもご飯にもパンにも合うから、いろんなシーンで楽しんでみてくださいね。

今回のレシピと文章:今井真実(料理家)、撮影:今井裕治

〈お知らせ💡〉
私たちエスビー食品がこれまでnoteに投稿してきた全レシピをスパイス別、ハーブ別にまとめてみました。ぜひお手持ちのスパイスやハーブでチェックしてみてくださいね▼
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