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ディルと果物は大人の楽しみ。新生姜が香る「メロンディルジンジャー」#旬とスパイス 

あるときはしびれるようにビリリと強烈で、あるときは果物のように甘くフレッシュで、またあるときは爽やかな軽さをもたせてくれる・・・。スパイスやハーブをほんのひと振りするだけで、一皿は魔法のようにがらりと変わります。

甘みと栄養素をたっぷり含んだ旬野菜と、それをさまざまな表情に変えてくれるスパイス&ハーブのかけ合わせをぜひ堪能してほしい。そんな想いからはじめた#旬とスパイス 」シリーズ。

このシリーズでは、クリエイターの方と「旬の新しいおいしさ」を発見していきます。レシピと文章は
noteクリエイターであり料理家の今井真実さん。作る人の気持ちに寄り添うレシピ開発を行っている今井さんに、家庭で無理せず取り入れられるのに華やかなおいしさのレシピを作っていただきました。

季節は巡り、いよいよまぶしい夏の日が近づいてきています。

スーパーでも色とりどりの果物が並んでくるように。かわいい姿に目を奪われ、ついつい長居してしまいます。

私がよく手に取るのは、カットフルーツ。ちょっと良いお値段の果物を買う時も、熟し時を見逃してしまうほど忙しい時にも、ちょっとの量をささっと楽しめてとてもありがたいんです。買ったその日のうちにすぐに食べています。

今回使うハーブは「ディル」。私のレシピをよく見てくださっている皆さんは、一昨年ご紹介した「桃ディル」を覚えてらっしゃるかもしれませんね。

ディルの青くてほんのり甘い薫りは、メロンにぴったり。どこまでも続くような甘い余韻にアクセントをつけてくれます。

メロンのなめらかな口当たりと優しくなじむのは、ディルの葉が柔らかく繊細なため。

そして今回はもう一つ、夏の食材を使いましょう。それは「新生姜」。爽やかな刺激がピリッと全体を引き締めます。切って混ぜるだけだからとっても手軽です。

さあ、さっそく作ってみましょう。

「メロンディルジンジャー」

【材料】(2人分)
新生姜すりおろし 5g
メロン 小サイズ 1/4こ (タネと皮を取った状態で約180g)
白ワインビネガー 大さじ1/2 (7.5g)
はちみつ 大さじ1/2〜1 (22g)
塩 3つまみ   
オリーブオイル 大さじ1/2強(10g)
カッテージチーズ 大さじ2〜3
フレッシュハーブ ディル 葉の部分 1から2本 (約1g)

器に新生姜を直接すりおろします。

そこに白ワインビネガーを入れて混ぜておきます。ビネガーが無ければ、米酢でも良いですよ。

メロンを角切りにして皮から外します。

そのままお皿に入れて大丈夫ですよ。

次にディルの葉をみじん切りにします。

刻んだディルはメロンのお皿に加え、お塩を振り、和えます。その後、はちみつ、オリーブオイルを全体に回しかけます。

このままでも十分おいしいのですが…

最後に、カッテージチーズをところどころにかければ、ミルキーなこくが加わり、スペシャルな味わいになります。お塩とは違う、チーズの塩分がまた良いんです!

味見をしてひと味足りなかったら、ビネガー、お塩、はちみつどれかが足りていません。
少しずつ足してみてくださいね。

果物はコンディションによって甘味も変わるので、はちみつの分量は調整してみてください。ビネガーを入れることによって、新生姜と全体の風味の相性が良くなり複雑な味わいになります。

実はこのレシピが出来上がってから、もう4回は作っているほどのお気に入り!来客がいらしての宴の度にお出ししています。

カットフルーツで作ると種も取らなくてよく、すぐ出来上がるので、「あと一品」にちょうど良いんです。少し経って、このお皿にたまった黄金色のジュースもたまりません。

リッチな味わいですがとっても爽やか。

朝食、ワインのお供に、サラダ代わりに…もちろんおもてなしにも。いつのシーンでもうっとりと贅沢な気分にしてくれる一品です。


今回のレシピと文章:今井真実(料理家)、撮影:今井裕治

〈お知らせ💡〉
私たちエスビー食品がこれまでnoteに投稿してきた全レシピをスパイス別、ハーブ別にまとめてみました。ぜひお手持ちのスパイスやハーブでチェックしてみてくださいね▼
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