春の旨味をぎゅっと感じる、スナップエンドウの素揚げカリカリ #旬とスパイス
あたらしいスナップエンドウの食べ方、それは「素揚げ」です!
素揚げといっても少ない油で作れる揚げ焼きなのでご安心を。そしてそのオイルも余すことなく有効利用します。
スパイシーなピーナッツやパン粉のカリカリ食感を合わせたら、とても楽しい一皿が出来ました。ぎゅっと濃縮したさやの甘さにほっぺも落ちそう! スナック感覚で止まらなくなります。
スナップエンドウに合わせるスパイスは「ジンジャーパウダー」。
スナップエンドウの青い香りに、ほんのり甘いきりっとした乾燥生姜の風味を付けます。
このお料理の魅力はなんといっても食感。トッピングにピーナッツが入るので、よく噛んでいくと、ぽりぽりとしたみずみずしいスナップエンドウ、口の中で弾ける豆のつるんとした心地よさ。そして最後に香るジンジャーの爽やかな香りがなんともクセになるんです。
食べ心地がとても気持ちいい。もう1本、もう1本とお箸が進みます。
まず、スナップエンドウのしたごしらえをします。といってもヘタと筋を取るだけ。
尖っている先から、スナップエンドウのまっすぐな方の筋を、ヘタのところまで取ります。
ヘタを折り、今度は曲線の方の筋を尖っている先まで取っていきます。これで、筋が綺麗に取れます。
もっと綺麗に残ることなく筋を取りたい方は包丁を使って丁寧にむくと良いですよ。
トッピング用のバターピーナッツをビニール袋にいれ、綿棒などで叩きます。
細かくつぶしても良いですし、粗く残っても大丈夫です。
まずさっとスナップエンドウを中火で空煎りします。油がはねないように表面の水気を飛ばすためです。
オリーブオイルを入れ、こまめに裏返しながら2分素揚げします。
水気がはねるようになったら、すぐに引き上げましょう。キッチンペーパーを敷いた器か、油切りバットにうつします。
塩を2つまみかけて、油が切れたら器に盛り付けます。
一旦火を止め、残ったオイルにAを入れます。
弱火にかけ、炒めていきます。パチパチといってきたら、すぐに焦げていくので、火を止めて、素早くスナップエンドウにかけましょう。
全体にぱらぱらとお塩を振ります。大体ふたつまみ程度でいいでしょう。これで、出来上がり!
あっという間! 材料の下ごしらえさえすれば5分程度でできちゃいます。
トッピングのカリカリをスナップエンドウにたっぷり乗せながら食べましょう。出来立ては火傷に注意!
素揚げしているのでスナップエンドウの旨味が凝縮されているよう。かりかり、ぷつん、しゃきしゃき…オイルとバターピーナッツのコク、ジンジャーのキリッとした香りがたまりません。お好きな方は、ジンジャーパウダーを増やしても大丈夫ですよ!
スナップエンドウの甘味を存分に味わえます。少し粗熱が取れた頃も美味しいですよ。
私は、ジンジャーパウダーを常備していて、毎日飲む紅茶に入れています。
子供たちは生姜の利いたお料理が苦手なのですが、ジンジャーパウダーですと大人のものだけ後で混ぜたりできて、とても便利なのです。カレーや、お肉の下処理、スープの風味漬けにさっと使えるのが嬉しいところ。ちょっと体が冷えた時にはお味噌汁にも入れます。
生の生姜は傷みやすいですが、ジンジャーパウダーや、チューブの生姜があるだけでちょっとした時に助かります。
ジンジャーの香りで、スナップエンドウを食卓の主役に。
お野菜売り場でもスナップエンドウがたくさん並ぶ、この季節に作っていただきたい1品です。