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「塩ブリとみかんのサラダ」ほんの少しのピンクペッパーが食卓をぱっと華やかに #旬とスパイス

あるときはしびれるようにビリリと強烈で、あるときは果物のように甘くフレッシュで、またあるときは爽やかな軽さをもたせてくれる・・・。スパイスやハーブをほんのひと振りするだけで、一皿は魔法のようにがらりと変わります。

甘みと栄養素をたっぷり含んだ旬野菜と、それをさまざまな表情に変えてくれるスパイス&ハーブのかけ合わせをぜひ堪能してほしい。そんな想いからはじめた「#旬とスパイス」シリーズ。

レシピと文章は
noteクリエイターであり料理家の今井真実さんです。つくる人の気持ちに寄り添うレシピ開発を行っている今井さんに、四季の味覚を思いきり満喫できるレシピを教えていただきました。

今年も早いもので12月。毎朝、ブランケットから抜け出すのは一仕事ですが、年末年始の華やかなムードは気分が盛り上がりますね。

今年は集まって乾杯する機会も増えるかもしれません。そんな時に、さっと作れる前菜とサラダのようなお料理を紹介します。

今回使うスパイスは「ピンクペッパー」。私はこのピンクペッパーが大好き。ペッパーという名前がついていますが、辛味はなく独特の風味があります。ほんの少し甘いような香りにぷちんとした食感。そして鮮やかな色。ここぞという時に料理に使うと、ぱっと華やかになり特別な一品になります。

そしてピンクペッパーに合わせる旬食材は「みかん」です。この季節にうれしい果物ですね。私も今の時期は常に欠かさないようにしています。お馴染みの果物もドレッシングに使ってみると楽しいもの。みかんの酸味と甘味を活かして作ります。

「塩ブリとみかんのサラダ」

【材料】(2〜3人分)
ブリ(刺身用サク) 100g
塩 2つまみ
グリーンリーフ 80g
みかん 1個
S&B ピンクペッパー 2つまみ〜お好み

(A)
米酢 大さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
塩  小さじ1/4

ブリをスライスします。できればお刺身より薄いくらい。サクが手に入らない場合はお刺身用でも大丈夫ですよ。

バットかお皿にキッチンペーパーを敷いて、重ならないようにブリを並べて塩を満遍なくふります。大体2つまみ程度。片面だけで大丈夫です。キッチンペーパーを被せ、冷蔵庫に入れておきます。

グリーンリーフを洗い千切りにします。サラダスピナーがある人はよく水気を切って。ない方は袋に、キッチンペーパーとグリーンリーフを入れてしゃかしゃか振るとよく水気が切れます。

みかんの皮を剥き、丸いまま薄切りにします。

薄切りにしたみかんを1枚だけ房に沿って千切りにし、Aと一緒にボウルに入れてよく混ぜて馴染ませます。

更に水気を切ったグリーンリーフを入れよく和えて、残りのみかんをすべて、房に沿って食べやすい大きさに分けて加えます。みかんを入れたらさっと和えて器に移します。

冷蔵庫からブリを取り出します。水分が抜けて塩味がついているはずです。サラダに一緒に盛り付けます。

仕上げにピンクペッパーをふったらできあがり!ピンクペッパーはだいたい2つまみくらいからおためしください。

最後にこのピンク色の粒が入るだけでよりいっそう華やかさが増しますね。

食べる時はお箸で全てつまんで召し上がれ。意外とブリとみかんの相性がよく、ピンクペッパーの風味が後味を香り高くします。

洋風のお皿に盛り付けたら華やかなワインのおつまみに。もちろん和風の器にもよく映えて、その時々の食卓にぴったり合う一品です。

グリーンリーフは最近野菜売り場によく売っている葉野菜。見つからなければ、レタスなど少し肉厚の葉野菜を選んでみてください。

塩ブリは、まるで生ハムのよう。これだけでも十分おつまみになりますよ。

私の料理に昔からピンクペッパーは欠かせません。見た目の可愛らしさ、香りの良さ、唯一無二のスパイスです。ローストポークやチーズ、焼き芋をペーストにしたものなどに合わせても美味しいですよ。バニラアイスやチーズケーキにぱらりとしても。

何かと人が集まるこの時期、ピンクペッパーを使いこなして食卓を華やかに楽しみましょう。


今回のレシピと文章:今井真実(料理家)、撮影:今井裕治

〈お知らせ💡〉
私たちエスビー食品がこれまでnoteに投稿してきた全レシピをスパイス別、ハーブ別にまとめてみました。ぜひお手持ちのスパイスやハーブでチェックしてみてくださいね▼
「スパイス&ハーブレシピまとめ」

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