ホクっ、ピリリっ、ホワ〜っ。パーティーの日に作りたい、おもてなしポテトサラダ
クリスマスにお正月、楽しいパーティーシーズンの到来です。
そこで今回は、大人も子どもも楽しめる「おもてなしポテトサラダ」のレシピをご紹介。家庭料理として定番のポテトサラダですが、スパイスやハーブを使ったり、スモークサーモンを添えたりと、材料と作り方をちょっと変えるだけで華やかな一品に大変身するんですよ。
いつもの食材を置き換えて、おもてなし感を演出
レシピを教えてくれるのは、料理家・作家の樋口直哉さん。
(以前教えていただいた、「中東発の万能スパイス『デュカ』は、自家製こそ楽しい」の記事はこちら)
まずは、「おもてなしポテトサラダ」のポイントを樋口さんに伺います。
樋口さん:ポテトサラダでおなじみの具材はハムですが、今回は、ハムの代わりにスモークサーモンを使って非日常感を演出しましょう。そして、スモークサーモンの風味を引き立てるスパイス&ハーブは、フレンチの香りがする「タラゴン」や八角のような独特の甘い香りがする「フェンネル」、そして「きざみ山わさび」を使います。辛味が強くないので、適度に風味を楽しむことができますよ。
では、さっそく気になるレシピを見ていきましょう。
「スモークサーモンとフェンネル香るポテトサラダ」の作り方
樋口さん:今回のレシピには、男爵やキタアカリなどホクホク系のじゃがいもがおすすめ。また、タラゴンがない場合は、S&Bスパイス&ハーブシリーズの「緑色のフタ」のハーブ(パセリ、オレガノ、バジルなど)なら、どれでも代替可能です。
【1】
じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま、「頭」と「おしり」にあたる両端を少し切り落とします。次に縦半分、さらに4つ切りにして、8等分にします。
樋口さん:じゃがいもの両端を切り落とすことで、茹でた後に皮が剝きやすくなるんです。
【2】
鍋にじゃがいもと塩、分量外の水500mlを入れ中火にかけます。沸騰したら弱火にして10分ほど茹でましょう。
樋口さん:ポテトサラダの作り方といえば、じゃがいもを茹でてつぶした後に塩などで下味を付ける方法が一般的ですよね。ただ、この作り方だと、塩量によって味がブレやすくなるのがネックに。こんな風に塩水でじゃがいもを茹でれば、均一に塩味を付けることができます。水500mlに対して、塩4gの比率がおすすめです。
【3】
じゃがいもに竹串を刺し、スッと通れば火を止め、ザルに上げて水気を切ります。熱いうちに箸などで皮を剥き、酢を加えて軽く混ぜ合わせます。
樋口さん:皮付きのまま茹でたことで皮がスルッと剥けます。皮は風味になるので、少し残っていても大丈夫。 酢はじゃがいもが熱いうちに加えることで、味が入りやすくなります。
じゃがいもは、形は残しつつ、少し崩します。「粉ふきいも」のような状態が目安です。
樋口さん:あとでマヨネーズを混ぜた時に、「粉ふき」部分とマヨネーズが絡んでポテトサラダらしいねっとり感が出ますよ。
【4】
人肌(40℃程度)まで冷めたら、マヨネーズ、きざみ山わさびを加えて混ぜます。
樋口さん:マヨネーズは熱にふれると分離して、油っこい仕上がりになるので、じゃがいもを人肌まで冷ましてから加えてください。
【5】
タラゴンを加えて混ぜたら、器に盛り付けます。スモークサーモンを添えて、仕上げに好みでフェンネルを振ったら完成です!
樋口さん:穏やかな風味のフェンネルは、フランスではお菓子に使われることもあるスパイス。辛くはないのので、たくさん振っても大丈夫。香りがお好みであればたくさんかけてくださいね。
みんなでシェアするために大皿でも、一人分ずつ取り分けて小皿に盛っても、白とオレンジの色合いが食卓に映える一品に。タラゴンときざみ山わさびの風味がほんのり香るじゃがいもと、スモークサーモンの塩味がよく合い、ワインなどと一緒にいただいても最高です。
子どもから大人まで、パーティーに参加するメンバーの嗜好に合わせて、お好みで味付けを調整してみてくださいね。ぜひみなさんも、「おもてなしポテトサラダ」で美味しいおうちパーティーを楽しみましょう。
レシピ・監修:樋口直哉 / 文:北浦芙三子 / 撮影:宮本陽平
<共通>
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